ペットを飼う前に
- ペットを飼うのは初めて
どんな犬にしよう?と考えていると、いろいろな情報がある中、「この犬種は大人しい」「この犬は散歩がたくさん必要」と書いていることがあります。さて、その情報正しいでしょうか?ボーダーコリーはたくさん運動をしないと考えがちですが、羊追いをするボーダーコリーもそんなに運動はしていない、と聞きます。たくさん運動をしないとと思い、運動し過ぎは体そして精神的にもよくありません。
まずは、飼い主さんが必要なことは自身え子犬の成長期に必要なこと、そして犬の行動(カーミングシグナルなど)を勉強しましょう。予めどんなことが起きるのかを予習することで、気持ちの準備ができます。
また、子犬の世話は子供がする、という飼い主さんがいらっしゃいます。それは間違いです。大人が責任を持って、子犬の世話や子供にその仕方を教えなければなしません。仕事が忙しいので子犬の相手ができないのに、犬を飼うのはおすすめしません。 - 2頭目、3頭目を飼う前に
今飼っているワンちゃんに何か困っていることはありませんか?新しいワンちゃんを飼うことで、今いる子の問題が解決することはありません。まずは、今抱えている問題を解決してから、新しいワンちゃんを飼うことを検討して下さい。 - その前の前に
飼い主になるということは、そのペットをパートナーとして、その健康と福祉の責任を生涯大切にすることを考えなければなりません。そして、自分または家族にとって最適なパートナー(ペット)を見つけるために考えてください。そのために私達は手助けをすることができます。 - ペットを飼う上での費用は?
1年間でフード、予防、ケアなどに合わせて
小型犬 35万円
大型犬 55万円
猫 17万円
は最低かかるとようです(アニコム2020より)。もし病気にかかってしまった場合には、費用もそうですが病院に連れていくということをしなくてはなりません。もし、自分ができない場合にどうするのかも検討しましょう。 - どのくらい接することができますか?
あなたもしくは家族でどのくらいパートナー(ペット)と接する時間がありますか?もし、仕事で朝から晩まで家にいないという状況で子犬を迎えた場合、子犬の大切な成長する時期にケージの中に入れっぱなしでは、問題行動(飼い主にとっての困った問題)が起こります。その場合には、成長が落ち着いた時期の成犬を飼うことも検討しましょう。子犬は勝手に育ってくれることはありません。人間社会に適応させるために多くの時間とケアをしなければなりません。 - これからの環境の変化はどうなる?
今後数年間で生活状況が変わる可能性はありますか?引っ越しや結婚、出産など、いろいろなことが挙げられます。 その状況になった時に、どのように対応するのかを考えましょう。
獣医師とカウンセラーによるアドバイスができます
検討しているペットが家族に適しているかわからない場合は、獣医師に相談してください。
定期的な健康診断と予防ケアは ペットの健康と福祉に不可欠です。
AVMA参考
https://www.avma.org/resources/pet-owners/petcare/selecting-pet-your-family