阿部先生をお招きして開催してきた「グリーフケアセミナー(全5回)」が、昨日の最終回をもって終了しました。
最終回のテーマは「ペットが亡くなると何を失ってしまうのか?「エンゼルケアについて」。
ペットが亡くなったあと、どのように過ごし、どんなことに気をつけたらよいのかについて、みんなで学びました。
これまで当院では、ペットが亡くなったあと、飼い主さんに火葬などについて、できるだけ早くお話をしていました。
でも、今回のセミナーを通して改めて考えさせられたのは、
「大切な家族がいなくなった現実を、すぐに受け止められるわけではないので、すぐに火葬する必要はない。」
ということ。
今までいつも一緒にいた存在が突然いなくなることは、とても大きな出来事です。
だからこそ、まずは悲しみを受け止めるための「時間」が必要なのだと学びました。
保冷剤やエアコンなどで適切に対応すれば、すぐに火葬をしなければならないわけではありません。
少しの時間をかけて、家族みんなでお別れをすることができます。
また、いつも使っていたベッドやおもちゃ、フードなども、亡くなった直後にすべて片付けてしまう必要はありません。見ることが辛ければ、袋などに入れてしまっておく。そして、いつか「もう一度見てみよう」と思えたときに取り出せるようにしておく。その「思い出すためのもの」が、後になって大切な存在になることもあります。
そして、亡くなったあとは、家族だけでなく、一緒に暮らしていたペットちゃんや、いつも散歩で会っていた方、お友達、ご親族、ご近所の方など、大切な人たちに来てもらい、思い出を語りながらお別れの時間を過ごすことも大切です。
「悲しみは、一人で抱えて解決しようとしなくていい。」
誰かと一緒に思い出を話したり、泣いたり、笑ったりしながら、その子との時間を振り返る。そんな時間も、グリーフケアのひとつなのだと思います。
全5回を通して、参加者の皆さんと一緒に、ペットとの別れや悲しみについてたくさんのことを学ぶことができました。
そして最後に、
「年に1回は、今回参加してくださった皆さんと阿部先生をお招きして、また集まる機会をつくりましょう」
という話になりました。
セミナーは昨日で終了しましたが、ここでできたつながりは、これからも大切にしていきたいと思います。
ご参加くださった皆さま、そして5回にわたり貴重なお話をしてくださった阿部先生、本当にありがとうございました。




